
市邨高校はユネスコの理念に基づき「ユネスコ平和の架け橋協働プロジェクト」を推進し、台湾・韓国・日本の高校生が協働で難民支援やカンボジア支援国際貢献教育活動に取り組んでいます。
その一環として、6月26日(木)の『市邨ゼミ』の時間にパレスチナ出身のデザイナーであり教育者であるアハマド・サクファルハイト氏をお招きし、「アートと平和をつなぐ対話」と題して特別講演を実施しました。
アハマド氏の貴重なお話に加えて、対話型カードゲームなどの体験を通じ、文化的多様性や国際社会の課題を理解し、共感と対話による平和的価値観について学習しました。
戦後80年、ピース愛知を訪問し国内外の平和について学び考え、現在の戦争や紛争について学び、行動を続けています。


【実施概要】
「アートと平和をつなぐ対話」
講師:アハマド・サクファルハイト氏
講師:野口 昇氏
対象:ユネスコゼミ×平和ゼミ(合同授業)
内容:パレスチナの歴史と文化の紹介 ・対話型カードゲームによるアクティブラーニング ・生徒・参加者(来校者含む)の交流会
講師プロフィール
アハマド・サクファルハイト先生
両親がパレスチナ人のデザイナーで、カイロ・アメリカン大学准教授。現在、多摩美術大学博士課程在籍。パレスチナの歴史や文化を背景に、アートを通じた平和教育に取り組んでいる。イスラエルによる封鎖・占領の現状を、教育・芸術の観点から訴え、対話型カードゲームなどの教材を通じて国際的な理解を広げている。
野口昇先生
1939岐阜県生まれ。1961東京大学教育学部卒業。文部省入省。1969国連のフェローシップ(奨学金)により米・英に半年留学。1971‐1976ユネスコ(UNESCO)本部(パリ)学校教育局勤務。1976‐1986帰国後、文部省学術国際局課長補佐およびユネスコ担当企画官。(この10年間、ユネスコの総会、執行委員会、文部大臣会議などほとんどすべての主要会議に出席)1986‐1989国連大学に特別連絡官として勤務。1989‐1992日本学術振興会事業部長。1992‐1997 1992年より再びユネスコ本部に採用、1997年まで奨学金・機材調達部長。1997‐2001ユネスコ北京事務所長(中国、モンゴル、北朝鮮へのユネスコ代表を兼ねる)。2001年4月帰国後、文京学院大学教授・副学長(2013年3月まで)。6月日本ユネスコ協会連盟理事長(2017年6月まで)。このほか、ユネスコ本部アドバイザー、早稲田大学平山郁夫記念ボランティア・センター客員教授、日本ユネスコ国内委員会委員、日本私立大学協会国際交流委員会委員、国立文化財機構外部評価委員、東京のオリンピック・パラリンピック教育を考える有識者会議委員、等歴任。