
2026年8月6日、名古屋経済大学市邨高等学校・名古屋経済大学国際交流センター ユネスコESD推進室では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と連携して、カンボジア・シェムリアップ地域において、現地の子どもたちとの交流および遊具の贈呈を行いました。
本活動は、文部科学省採択事業の一環として進めている国際協働学習・ユネスコESD活動の実践の一つです。
今回参加した日本と台湾の学生たちは、現地を訪れるまでの間、オンライン交流や探究学習を重ねながら、カンボジアの教育や生活環境、国際支援のあり方について考えてきました。
◯「届ける支援」から「ともに考える学び」へ
今回の活動では、遊具を贈呈すること自体を目的とするのではなく、その背景にある地域の暮らしや教育環境を知り、現地の人々と直接交流することを大切にしました。
学生たちはシェムリアップ市内から学校へ向かう途中、地域の市場にも立ち寄り、人々の生活や地域社会の様子を学びました。
その後、現地の学校を訪問し、子どもたちと交流。贈呈した遊具で一緒に遊びながら、言葉や国籍を越えて時間を共有しました。
「支援する側」と「支援される側」に分かれるのではなく、お互いを知り、ともに学び、同じ時間を過ごすこと。
そこから、学生たちは国際協力において本当に大切なものは何かを考えました。

◯日本と台湾の学生が、カンボジアで行動へ
本校では、国際的な課題を知識として学ぶだけではなく、学生自身が「自分たちに何ができるのか」を考え、対話し、実際の行動へつなげる学びを続けています。
今回のカンボジア訪問も、その積み重ねの先にあります。
日本と台湾の学生がともに学び、現地を訪れ、地域の方々や子どもたちと出会うことで、教室やオンラインだけでは得ることのできない気づきが生まれました。
文化や生活環境が異なっていても、互いを尊重し、同じ未来を考えることはできます。
こうした経験を通して、学生たちは「国際問題を傍観するのではなく、自分たちも社会をつくる一人として行動する」という姿勢を深めています。
◯支援の先にある、持続可能な関係を
遊具の贈呈は、この活動の「ゴール」ではありません。
子どもたちが遊具を使い、笑顔で交流する姿を実際に見ることによって、学生たちは、自分たちがこれまで考え、準備し、行動してきたことが現地の人々とどのようにつながっているのかを実感しました。
同時に、一度の支援で終わるのではなく、地域の文化や価値観を尊重しながら関係を築き続けることの大切さも学びました。
ユネスコが大切にする平和とは 、単に争いがない状態だけではありません。
異なる文化や背景を持つ人々が互いを理解し、尊重し、対話と協働を積み重ねていくことも、平和を築くための重要な一歩です。
今回の経験を、学生たちは今後の探究活動や学校での発信、さらに次の行動へとつなげていきます。
本校・本学では、これからも国内外の仲間と協働しながら、世界の課題を「誰かの問題」で終わらせず、自ら考え、対話し、行動することのできる若者の育成を目指していきます。





