
2026年8月20日、パレスチナの子どもたちへの支援に取り組む学生代表が、国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長とオンラインで対談しました。

中東・ヨルダンの首都アンマンにあるUNRWA本部を、名古屋経済大学ユネスコESD推進室特任講師の松野至先生(市邨高校ユネスコ平和教育推進部)が訪問し、UNRWAと学生たちをオンラインでつなぎました。






◯ガザの子どもたちの現状を、当事者に近い視点から学ぶ
対談では、これまでパレスチナ問題や難民支援について探究してきた学生たちから、清田保健局長に率直な質問が寄せられました。


学生たちは、ガザの子どもたちが置かれている状況や、長期化する危機の中で国際機関が支援を続けることの難しさ、支援の現場に向き合う国連職員の葛藤などについて尋ねました。清田保健局長からは、国際支援の現場での経験を踏まえ、一つひとつの質問に丁寧にお答えいただきました。


報道や資料だけでは捉えきれない現場の声に触れることで、学生たちは、国際課題の背景には一人ひとりの生活や尊厳があることをあらためて認識しました。
また、支援する側・支援される側という一方向の関係ではなく、相手の声を聴き、ともに考え続ける姿勢の重要性について学びました。
◯「知る」ことから「対話し、行動する」ことへ
本対談は、文部科学省「EDU-Portニッポン」採択事業の一環として実施しました。
学生たちは、事前の探究学習やパレスチナの子どもたちへの支援活動を通して生まれた疑問を、自ら の言葉で清田保健局長に問いかけました。
専門家の話を一方的に聴くだけではなく、調査、支援、対話、振り返りを往還する学びを通して、複雑な国際課題を単純化せず、自分たちにできることを考える機会となりました。




この学びは、ユネスコが重視する、平和、人権、国際理解、持続可能な開発のための教育ならびにグローバル・シチズンシップ教育の理念とも重なります。
異なる立場や背景をもつ人々の声に耳を傾け、対話を通して相互理解を深め、より平和で持続可能な社会の実現に参加する力を育てる実践です。
◯学びを学校と地域の次の行動へ
今回の対談で得た学びを一度限りの経験に終わらせず、学生たちは今後、校内での報告や発信、支援活動の振り返りなどを通して、多くの人と共有していきます。
本校はこれからも、国内外の学校、国際機関、大学、専門家、地域の皆様との協働を大切にしながら、世界で起きている課題を自分自身の問題として捉え、他者と対話し、よりよい社会に向けて行動できる若者の育成に取り組んでまいります。

清田明宏保健局長ならびにUNRWAの皆様に、貴重な学びの機会をいただきましたことを心より感謝申し上げます。
台湾と日本の学生たちが、学び、探究し、地域の方々と共に行動したESD事業の成果として、国連UNRWAの学校支援(14万円)を予定しています。
皆様のあたたかい心を繋がせていただきましたこと、あたたかい応援いただきました皆様に、心から感謝申し上げます。







