クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】。「裁判・法律探究ゼミ」の様子を紹介します。
10月3日、この日は名古屋地方裁判所から裁判官にお越しいただきました。はじめに、普段担当されている刑事裁判や裁判員裁判についての説明をしていただきました。
いよいよメインである模擬裁判です。まず映像で刑事事件の内容を確認し、その量刑について、模擬評議を行いました。量刑に関しては、執行猶予と実刑の解説を聞き、よく理解した上で、話し合いを始めました。
最後に、それぞれのグループが出した結論、判決の内容を発表しました。生徒たちは闇バイト事件の被告について執行猶予にするか、実刑にするかじっくりと考え意見をぶつけ合い、楽しみながら学習に取り組んでいる様子でした。
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翌週10月10日、実際に名古屋地方裁判所へ出かけました。授業をしていただいた裁判官の方が実際に裁判長を務める裁判を傍聴しました。
その裁判の内容は、なんと授業で説明を受けた「執行猶予中に起こした無免許運転での交通事故」の裁判でした。教室で学んだことが実際に裁判所で行われ、その現場を直接目にできたことに、生徒たちは静かに大興奮。裁判後、裁判官の方から声をかけていただき、その場でフィードバックと解説をしていただけたことで、さらに学びは深まりました。ゼミだからこそできるこのような経験を今後もつくり続けていきたいと思います。名古屋地方裁判所の裁判官、関係者の皆様、本当にありがとうございました。