2023夏季サイエンスアクティビティ(西名古屋火力発電所)
2023夏季サイエンスアクティビティの第2弾!飛島村にある西名古屋火力発電所で実施しました。
これまでのサイエンスアクティビティはこちらからご覧ください。
かつてギネスブックに登録された高効率の火力発電所を見学
8月3日、朝学校に集合し、貸切バスで西名古屋火力発電所に向かいました。西名古屋火力発電所に到着し、株式会社JERAの方から火力発電に関する講義をお聞きしました。このお話の中でJERA様が世界最先端のエネルギー・ソリューションを日本に導入し、日本が直面するエネルギ ー問題を解決すべく、さまざまなことに取り組まれていることを知ることができました。
そしていよいよ世界最高峰の発電効率を誇るという発電所の見学をさせていただきました。発電施設の下に来ると迫力と建物の近代的な造りに圧倒されました。
発電施設の中では発電するときに出る熱と音を実際に感じることができ、非常に良い経験をすることができました。私たちが普段使っている電気がこのように発電されていることを間近で体験できたことは私たちの今後の日常生活を豊かにしてくれると思います。
見学が終わり、質疑応答の時間をとっていただきました。たくさんの生徒が疑問に思ったことを質問していて非常に有意義な時間になりました。ご丁寧に説明・対応いただいた株式会社JERAの皆さまありがとうございました。
以下、生徒の感想
◯本日は火力発電について私たちの知らない情報を教えてくださりありがとうございました。水素はクルマなどでも活用されているので知っていましたが、アンモニアが次世代の発電に期待されていることは知らず、驚きました。そして、排出された二酸化炭素の4割は火力発電によって排出されているのに、あと20年でゼロにするという目標を達成するため様々な努力をされていることがお話を聞いてよく分かりました。電気は日常生活を送る上でとても大切なものですから私たちが何気なく使っている電気がどのように作られ ているかを目で見て知ることができてとてもいい経験になり、私自身も発電に興味を持ち始めることができました。今回は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
◯私は今回の見学を通して、火力発電は未来でも安心して活用できることが分かりました。火力発電は、他の発電方法に比べて効率が良いものの、二酸化炭素を多く排出することからこのまま使い続けても良いものだろうかという疑問がありました。しかし、火力発電でも燃料として、水素やアンモニアを利用することによって将来的には二酸化炭素を排出しないで発電できることがよく分かりました。また、実際に現場に行ってみることによって自分で調べるだけでは分からない、施設の大きさや音、暑さを体感することができ、とても良い経験になったと思いました。今回は貴重な時間をいただきありがとうございました。