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市邨サイエンスキャンプ Ichimura Science Camp

市邨サイエンスキャンプ Ichimura Science Camp

市邨高校では理科離れを食い止めるだけでなく、「理科好き」の生徒を育む目的として1年に2回(主に長期休暇)の野外活動調査を実施しています。

夏季サイエンスキャンプ
2021 葦毛湿原とのんほいパーク(2021)
2019 木曽駒ヶ岳登山とキャンプ(2019)

冬季サイエンスキャンプ
2021 日本モンキーセンター(2021)
2020 瑞浪化石博物館(2020)
2019 伊豆大島2泊3日(2019)
2018 伊豆大島2泊3日(2018)

冬季サイエンスハイク(犬山編)を実施しました。

12月24日(金)、日本モンキーセンターで冬季サイエンスハイクを実施ました。今回は、日本モンキーセンター付属世界サル動物園で学術部キューレターをされている赤見理恵先生からサルの行動観察を行うために基本調査を学ばせていただきました。生徒たちも実際にサルの行動観察を行い、結果をもとに考察をプレゼンしました。その後、東之宮古墳と犬山城を見学して有意義な1日を終えることができました。

二人で1頭のサルを担当します。動き回るサルに苦戦しています。

調査方法は、一頭のサルを1分ごとに観察し、その瞬間の行動を記録します。こうすることでサルの行動を数値化することができます。生徒たちは約1時間、サルに向き合ってデータを収集しました。

持ち帰ったデータを各自のiPadに入力し、データをまとめます。

観察後は、各自のiPadのデータを入力しプレゼンの準備をします。データから分かることと、データ以外の観察から分かることを整理してポスターを作成します。

それぞれが観察したサルの行動をプレゼン発表します。

プレゼン後は、赤見先生先生からまとめをいただきました。「どのチームも苦労したと思います。このような調査をすることで、感覚でしか伝えられない情報を具体的な数値をもとに話すことができる。はっきりと情報が伝えることができます。これからも、いろいろな視点で動物を見ることで、気づかなかった動物の世界を知ることができます。これからも頑張ってください。」と温かい言葉をいただきました。

最後に全員で記念撮影をしました。

昼食を食べた後、徒歩で東之宮古墳へ向かいました。この古墳を調査する目的で切り開いた道路の両側に露頭が見えます。日本列島ができる過程を見ることができる地層です。これほど大規模な露頭が見られるのは珍しいそうです。

道路の両脇にはチャートの地層を見ることができます。太平洋プレートが海底に溜まった地層を押したことでしゅう曲しました。

最後に、犬山城を見学して今回のサイエンスハイクを終えました。本校は併設大学が犬山市にあり、犬山城賛助会員となっている関係で、生徒手帳を提示することで無料で観覧できます。

<ふり返り>
◯猿の行動一つで色々な考察ができて、違う世界が見えて、視点や考え方が広がった気がします。今後、広い視野だったり、他の角度からの視点を日常生活でも活かせるようにしていきたいです。
◯今日、サイエンスハイクに行ったことで今まで何気なく行っていた動物園や水族館に行くときにそこで飼育されている生き物に対する考え方が変わったと思います。今までは、ただそこにいる、鳴き声を出したりじっとしているという印象でしたが今回の観察で生き物の行動を分析しデータとして見てみることでその個体の特徴や行動の傾向を読み取ることができました。今回のサイエンスハイクでたくさんの知識や経験を得ることができました。

冬季サイエンスハイク・犬山編を12月に実施します

日本モンキーセンターにて、サルの行動観察を行います。サルの行動を記録を取りながら観察し、数値化して考察します。さらに、東之宮古墳と犬山城を散策する予定です。

冬季サイエンスハイクを計画中!

新型コロナウイルスの猛威がまだ収まっていません。全国的にも若年層を襲う変異株が拡大しつつあります。感染拡大を食い止めることはとても重要です。今後、新型コロナがどのように推移するか先は見えませんが、生徒たちの「学びを止めない」ためにも、感染対策を徹底した冬季サイエンスハイクを計画したいと思います。詳細が決まりましたらお知らせしていきます。どうぞよろしくお願いします。

夏季サイエンスハイク(豊橋編)を実施しました

夏休みが始まって直後の日曜日、高校生16名が参加した夏季サイエンスハイク2021を豊橋市で実施しました。昨年は新型コロナウイルスの影響で実施を見送りましたが、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大に注意して日帰りのサイエンスハイクを実施しました。

集合は豊橋駅です。各自でJRや名鉄電車などの交通機関を利用して集合です。時間に遅れることなく全員が集合しましたので、最初の研修地である葦毛湿原に向けて移動しました。

葦毛湿原(いもうしつげん)

葦毛湿原は豊橋市にある低層湿地で、来年には日本の天然記念物に指定される予定です。標高60〜70mの山の麓に広がっている湿原で、山際から湧き出した地下水によってつくられている湧水湿原です。東海地方にある湧水湿地としては最大規模の湿地です。葦毛湿原には、トウカイコモウセンゴケ、ミカワバイケイソウ、シラタマホシクサなどの東海地方に固有に分布している植物が多くとても貴重です。また、ミカヅキグサ、ヌマガヤなどの寒冷性の植物、ミミカキグサなどの暖地性の植物がそれぞれ自生しているなど、東海地方の自然の成り立ちを知ることができる学術的に貴重な場所でもあります。

豊橋市総合動植物公園(通称:のんほいパーク)

豊橋市総合動植物公園は「のんほいパーク」と呼ばれ、動物園・植物園・自然史博物館と遊園地からなる巨大なテーマパークで、豊橋市民だけでなく愛知県民と隣接する静岡県からも多数の来場者がある公園です。

はじめに、日本列島の成り立ちを学べる自然史博物館を見学しました。豊橋市周辺は、日本列島を東西に分ける大地溝帯と南北に分断する中央構造線があります。新城市にある豊川の川岸に露頭を見ることができます。残念ながら昨年の大雨の影響で露頭の見学はできなくなっています。自然史博物館の中には、恐竜時代から現在までの日本列島(豊橋市周辺を含む)の動植物の歴史を感じることができるようになっています。

自然史博物館の観察後は、それぞれグレープに分かれて動植物園を自由に散策しました。のんほいパークは行動展示の先駆けでもあり、展示方法に特徴があります。いつもは、水の中にダイブするホッキョクグマの行動を見ることができますが、いまは新型コロナウイルス感染拡大に配慮して、人が集まらないように工夫をして実施されています。動物福祉(アニマルウェルフェア)の観点で飼育されていることも勉強になりました。

<参加者の振り返り>

◯葦毛湿原では事前に聞いていた『サギソウ』と『トウカイコモウセンゴク』は見つけることができたけど2021夏季サイエンスハイクのチャットで配信された(愛知県指定天然記念物 葦毛湿原)のファイルに載っていたこの時期に咲くべき植物たちを見つけることができなかったのが残念でした。だけど、今日はよく晴れていて爽快の景色が味わえたのが印象的でした。その後の『のんほいパーク』では『自然史博物館』と動物園ゾーンにある『極地動物館』をメインに回りました。博物館に行くのは小学生低学年以来なので久しぶりでした。本当はそこで展示されている中央構造線を学ぶのだけど恐竜の化石ばっかり見ていて、やっぱり凄い迫力があってカッコよかったです。特に恐竜エリアに入った時のBGMがグッときました。あの怪しい雰囲気を醸し出すのが最高にイイ。博物館に来たっていう実感というか言葉にするのが難しいけど、とにかく良かったです。動物園は全て回ることはできなかったけど極地動物園に入りました。ホッキョクグマを見た時はずっと寝ていたけど水に飛び込む瞬間を写真におさめた人もいたらしいです。羨ましかったけど寝顔が可愛かったから満足しています。また、レッサーパンダを見に行きました。『可愛い』『愛くるしい』『いとおしい』しか出ないほど可愛いくてクーラーもかかっていたので写真におさめたり動画を撮ったりして長い時間涼みながら堪能していました。気づいたら写真のアルバムがレッサーパンダ尽くしになっていてビックリしました。最後のかき氷美味しかったです。奢る奢られるなどこういうことを今日までしたことがなかったので先輩たちの行動にびっくりしました。なんか高校生らしいなーと思いました。そういうノリができるようになって見たいです。日常であまり行かないところに行くと発見や疑問がたくさん見つかるので面白かったです。ずっと家の中にいたので気分転換になりました。今回じっくり動物を見ることができなかったので今週中に水族館にでも行こうかと考えていています。

◯葦毛湿原で、多くの種類の植物や虫を見ることができました。また、湿原を守るために木を生やさないようにするなど色々人の手を加えないといけないということも知ることができました。のんほいパークでは、多くの、のびのびと生活する動物を見ることができました。ただ、気温が高くどの動物も暑そうでした。今回のサイエンスハイクでは、さまざまな植物の概要などを知ることができ、非常に楽しかったです。

◯今日は初めて湿地に行きました。普段生活しているなかでは、あまり見ることのない植物を見ることができ良い経験になりました。動物園ではたくさんの動物を見ることができ、動物達が暮らしやすい環境を作ってあげることが大切だと感じました。今日一日、良い日になりました。

◯普段の生活では絶対に見ることのできない自然の姿をみることができてよかったです。
また今回のサイエンスハイクで人間が環境破壊だけをしているのではなく、人間の手で守られている環境もあることを知ることができてよかったです。                

◯普段見られないサギソウや食虫植物などが見られて面白かったです。
◯湿原特有の植物の美しさや豊かさ、それを住処とする生物の多様性に直で触れることができ、自然に対する意識が向上した。 また、新しい1年生の知り合いが増え、多くの人と親しむことが出来た。
◯湿地には固有の生態系があるが、それを守るためには、人の手を加える必要があるので、人間も生態系の一部であると感じた。

次回は、12月に冬季サイエンスキャンプ2021を計画します。

令和3年度夏季サイエンスハイク2021_決定

2020冬季サイエンスキャンプ(Science Camp)に行ってきました。

新型コロナウイルスの影響を受けて、伊豆大島(昨年の様子)で予定していた2泊3日のサイエンスキャンプを、岐阜県瑞浪市への日帰りハイクに変更して実施しました。

参加者にサイエンスキャンプのデータをエアドロップで送ります。資料を共有します。

2020年12月26日、朝9時10分にJR瑞浪駅に集合した後、瑞浪市化石博物館のある瑞浪市民公園に向かいました。始めに、瑞浪市化石博物館入り口横にある「化石の地下壕」から見学します。かつて防空壕としても使われ、今は化石博物館の展示物の一つとなっています。地下壕の天井や壁を見ると貝殻をたくさん見ることができます。これを見たとき、岐阜県の山里にどうして海産の貝の化石があるかと多くの生徒が疑問を抱きました。その謎を調べるためにすぐ隣の化石博物館を見学しました。

化石博物館には明治時代に日本で初めて発掘された絶滅哺乳類(デスモスチルス)の化石や、1970年代に行われた中央自動車道工事で出土した化石を展示しています。デスモスチルスはいまで言う「カバ」の仲間に近く、水辺や水中で生活をしていたと考えられています。そのことから考えても、瑞浪市周辺はデスモスチルスが生きていた時代は水辺であったと考えられました。実は日本列島が形作られる前(1700万年前)は瑞浪市周辺は海となっていたそうです。

デスモスチルスは水辺に生息し、草を主食とする草食動物です。歯を観察すると水草をはですりつぶして食べていたのだろう。

日本で最初に発見されたデスモスチルスの化石。瑞浪市周辺に水辺が広がっていたことを示しています。

瑞浪周辺が淡水域や海水域になっていたことがわかります。これらも化石から推測されています。

上級編のクイズに挑戦しています。

化石博物館のすぐ前にある小山の山はだには露出した地層(露頭)を観察することができます。多数の貝殻が砂岩の層に見ることができます。ノジュールとよばれる貝が砂地に作った巣跡の化石も観察できます。かつて海の底であったことを実感できます。

約1700万年前の地層を観察できました。

随所に説明が書かれていて勉強になりました。

中央の棒状に変色している部分がノジュールです。ここに貝が棲んでいたのですね。

500円硬貨を横に並べてみると大きさがわかります。

今回の参加生徒たち(高1:5名・高2:5名)

瑞浪市化石博物館周辺の山には多数の地下壕跡を見ることができます。これは第二次世界大戦末期に戦闘機工場を作るために掘られました。上空からの空襲を避けるために地下に工場を作る必要があったからです。しかし、工場建設中に戦争が終わり地下の巨大戦闘機工場は完成することはなかったそうです。その工場跡地に「地球回廊」という施設が建てたれました。地球が誕生した約46億年前から現代までを様々な展示物で学ぶことができます。残念ながら地下壕の老朽化で施設を維持管理することが難しくなったこともあり、2021年3月をもって閉館されることが決まっています。

地球回廊がかつての地下壕跡に作られたことを説明している大津教諭。

奥に見える入り口はかつての地下壕

瑞浪市化石博物館・地球回廊とも瑞浪市民公園内に立たれている施設の一部です。同公園内には、岐阜県先端科学技術体験センター(サイエンスワールド)もあり、小学校未就学児から高校生・大人までが最先端の科学を手軽に体験することができます。私たちが到着した時刻からはサイエンスショーが開催されており、約50分間の科学実験を体験することができました。「音や光の干渉」「液体窒素を用いた極低温の世界」「形状記憶合金」など約20種類の実験をみることができました。一部は実際にステージ上で体験しました。

地球誕生46億年前、いかにして生命は誕生し今があるかを知ることができる。

瑞浪駅の近くに「瑞浪鉱物展示館」という国内外から集められた貴重な鉱物を展示している資料館があります。宝石として有名なダイヤモンドや石英(水晶)、ヒスイ・メノウ・黄鉄鉱・砂漠のバラなど貴重な鉱物を無料で観察することができます。

貴重な鉱物を鑑賞することができました。時間がいくらあっても足りません。

参加生徒の感想

わたしは今回の冬季サイエンスキャンプで、人と考えを共有することの大切さを知りました。瑞浪市化石博物館へ行った際、歯の化石を見ながら、この歯はどういう仕組みなのか。どんな動物だったのか。などについて友達と話しながら回りました。友達と話し合う中で浮かんだ疑問は、自分の将来に役立つのではないかと思うものでした。その疑問は、友達と話し合っていなければ浮かび得ないものだと思います。友達とでなくても、人と自分の考えについて話すことはとても大切なことなのだと改めて気づかされました。今回浮かんだ疑問を自分の将来に活かすことができたらと思います。

自分は、全ての事象は繋がっていると感じました。
例えば大地が変動したり気温が変化することによって生物の分布が変わったり、化石や鉱物ができたりして、それらも新しい事象につながっていくのを感じました。

私は冬季サイエンスキャンプを通して体験することで興味を持つことに繋がるなと感じました。最初、私は恐竜について知らなかったけど、体験するうちにどんな種類がいるのか、どうして絶滅したか気になってもっと知りたいと思うようになりました。
これからも様々なことに挑戦し自分が1番興味があることを見つけられたらいいなと思いました。

僕は今回のサイエンスキャンプで、物事を深く考えることの大切さを学びました。例えば「化石の地下壕」に行った時にそこにどのような生態があったのかを考えるだけでなくそこでどのような地質の動きがあったのか、なぜこの地下壕が掘られたのかを考えることの重要さを考えることの必要性を感じました。今回得た経験を学校生活で活かしていけるようになれたらいいなと思いました。

普段は味わえないことが体験できて良かったです。

私はいつもでは味わえない新鮮さを感じました。
知らないことだらけで始まったサイエンスキャンプでしたが、帰る頃にはたくさんの新しいことを覚えられました。
事前に調べたものと、自分の目で見たものは見え方が違ってとても面白かったです。

私は今回参加したことで、興味が深まったことを実感することができました。私の好きなものが沢山あって見ていて飽きないものばかりでした。自分一人では博物館などに遠出することは滅多にしないことだと思うので行けてよかったです。家や学校で本を読んだりすることだけではなく、こうして出かけて実際に見てみることも大切だと感じました。

化石から当時の状況やその生物の生態がわかるのは凄くて、それを知れるのは面白いなと改めて感じました。全体の一部しか発見できなくても、そこから物事を深く知っていくということ、想像を膨らまして仮説を立てることを他のことにも生かしていきたいです。

冬季サイエンスキャンプ瑞浪編

Ichimura Science Camp 2019 in winter

今年も冬季サイエンスキャンプ として伊豆大島に出かけました。今年は12名(希望者:中学生3名・高校生9名)の生徒が参加しました。

1日目(2019.12.25)

名古屋駅に朝6時25分集合です。皆んな元気に集合しました。

早朝の名古屋駅に誰1人と遅れることなく集合時間前に集まることができました。6時46分発の新幹線に乗り込みました。熱海港を9時10分に出発する高速ジェット船に乗り、10時ごろに伊豆大島に上陸しました。

高速ジェット船です。熱海港から大島まで約45分です。

天気は快晴、早速三原山への調査へ出かけました。三原山は今から33年前の11月に大噴火をし、その時に流れ出た溶岩が草原を焼き尽くしました。その後、溶岩が風化したり、コケや植物の種が運び込まれるなどして、草原が再生を始めています。いろいろな植物が溶岩流の上に現れ始めていますが、溶岩流で焼き尽くされず草原が残っている場所(1986年噴火以前の噴火で焼き尽くされた場所)とどのような違いがあるかを調べています。

三原山を望む外輪山で記念撮影

外輪山(御神火茶屋)から三原山をバックに記念撮影です。山肌の黒いすじは33年前に流れ出た溶岩です。いまだに植物が生えないでいる光景が見られます。数千度で熱せられた溶岩のため、植物本体だけでなく土壌中の種子(埋土種子)も焼き尽くされました。ここから草原や森林に変化するまでを植生遷移と言い、周期的に噴火を繰り返している伊豆大島は植生遷移を学習するには最適な教材です。さらに、今回は植生遷移の観察だけでなく、植生の違いの原因を探ります。

三原山をバックに記念撮影。山肌の黒いすじが1986年噴火で流れ出した溶岩流です。

山肌に見える黒いすじが30年前の溶岩流です。今でも植物が生えていない様子が見られます。

溶岩流の先端部まできました。遠くから観察した時は何も植物が生えていないようでしたが、実際に溶岩流の上に登るといくつかの植物を見ることができました。溶岩の表面には緑色のコケが育ち始めている場所があります。また、ハチジョウイタドリがパッチ状に溶岩流状に点在し、その根本は自身の落とした葉から変化し始めている土壌ができ始めているところが観察できました。少しずつ土壌が作られ、それに伴って植物が大きく育つと同時に、別の種類の植物が進入できる条件を作り出していることがわかりました。

溶岩流の上に生えている植物を観察します。溶岩の風化を実感します。

溶岩流に生え始めた先駆植物(パイオニア植物)の生えている土壌を調べます。

1日目の調査を無事に終えることができました。このあと、大島温泉ホテルの温泉に入浴し冷えた体を温めました。

夕食はサイエンスキャンプ 恒例の自炊です。スーパーで地元の食材を購入し協力して食事を作りました。今日は鍋料理となりました。料理を食べながら参加者交流の時間としての自己紹介タイムです。始めてて顔を合わせたこともあり有意義な時間となりました。全員の顔と名前を必死で覚えました。食後は冬の星座観察です。iPadのアプリを使って星座名や星の名前を見ながら実際の星空と見比べます。プラネタリウムで見られるような星空が目の前にあり非常に感動しました。冬の代表星座「オリオン座」「おうし座」や「すばる(プレアデス星団)」がきれいに見られました。望遠鏡ではオリオン座の馬頭星雲も見ることができました。名古屋では見られない星空を見られました。

食事は自炊です。力を合わせて作ります。野菜と豚肉がいっぱい入った鍋料理(あごだし鍋とキムチ鍋)になりました。

地平線近くにオリオン座が見られます。三つ星を天頂に向かって見上げるとおうし座のアルデバラン、さらにその上にすばる(プレアデス星団)が見られます。

冬の大三角(ベテルギウス・シリウス・プロキオン)

2日目(2019.12.26)

昨日の快晴から一転して雲が多い日となりました。天気予報では午後に雨が降るということなので調査は3日目に延期し、午前中は日本の地形図に唯一「砂漠」と表記される裏砂漠を歩き、午後は島内を巡って伊豆大島の歴史に触れることにしました。

三原山の南東側の斜面には植物がほとんど生えていない場所「裏砂漠」という荒原があります。

雄大な景色をバックにジャンプ

午前中は時折日差しがありました。午後の部分日食も見られることが期待されました。

泉津の「切り通し」巨木の根が露出している珍しい場所です。

伊豆大島の南西部の道路沿いに巨大な地層断面が見られます。

この地層は約1万5千年前からの火山灰が地表面に層状に積もったものです。伊豆大島が過去に何回の噴火を繰り返したかを知る手がかりになります。

伊豆大島の南部にある波浮港を高台から見下ろす。

9世紀ごろに起きた噴火でできた火口を利用しています。水深は約400mでとても深い。

3日目(2019.12.27)

最終日、朝から快晴になり、昨日延期した調査を中心に活動しました。1日目の調査区域で10m×10mの方形区を3つ作り、その内側にどのような植物がどれくらい生えているかを調査します。国立公園内であるため植物を持ち帰ることができないため、普段授業で使っているiPadを活用します。方形区内の植物を撮影し名古屋に戻ってから同定することにしました。