
市邨高校ワンダーフォーゲル部は、ハードな登山だけでなく自然に親しむための活動を多く実施しています。日頃の低山ハイクに加えて、動植物の観察、星空観測など体験重視の活動を実施しています。
これまでの活動はこちらをご覧ください。
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2025.06.07 初夏の湿原と神石山縦走
6月の山行を愛知県豊橋市の葦毛湿原および神石山で実施しました。葦毛湿原は「東海のミニ尾瀬」と呼ばれ、標高70m前後の緩やかな傾斜地に広がる湧水湿地です。市街地近郊にある身近なハイキングコースとして、春と秋の開花シーズンには、毎年数多くの市民が訪れます。今回は、希少な植物や昆虫が数多く生息する葦毛湿原と、その周囲の山々をめぐりました。
今回は、2種類のモウセンゴケを観察できました。白色花のモウセンゴケ、ピンク色花のトウカイコモウセンゴケを観ることができました。モウセンとは絨毯という意味があります。モウセンゴケの葉には粘着質の粘液がついたトゲがあり、この液体についた小さな昆虫 は動きを止められ、捕食されます。栄養価の少ない土壌に適した生活をしています。また、薄ピンク色の大きな花弁をもつ「ササユリ」が自生しおり、夏を迎える準備をしているようです。

山頂は開けており、眼下に豊橋市街地を展望することができます。


次回の7月山行は、愛知県豊田市の「猿投山」で実施する予定です。