
3月8日(土)、中学校では先週に引き続き新中1入学前学習会(2回目)が行われました。冒頭は数独パズルで頭の体操をしました。じっくり黙々と考えている姿が印象的でした。
後半は教室ごとに分かれて探究活動を行いました。ある教室では【紙飛行機プロジェクト】と題して、グループでいかによく飛ぶ紙飛行機を作れるか、という探究を行いました。ただ単に紙飛行機を折って飛ばして終わりではなく、決まったルールの中で①飛距離②滞空時間③まっすぐ飛ぶかという3つの要素を追究したオリジナルの機体を作って飛ばしました。距離や時間はiPadのアプリで正確に計測。はじめは作って飛ばすことだけに夢中になっていましたが、次第にグループで相談をはじめ、よりよいものを作ろうと翼の角度を変えたり、投げるスピードを変えたりと試行錯誤していました。
最終的に飛距離が10mを軽く超える機体や、約7秒間の滞空時間を持つ機体など、予想をはるかに超えた作品ができあがりました。最後は班ごとに作った機体の説明と実演を行い、今日の探究のふり返りを行いました。
一見遊びに見えるようなものでも、分析や研究を続けていけば立派な探究活動です。この紙飛行機にしても、重心や空力など物理的な法則を考察していけば、大学での研究と何ら変わりません。
入学予定者の皆さんには、そうした「探究」の入門としてそれぞれの企画を体験してもらいました。答えのない問題に向き合うためにも、こうした視点での学びを大切にしていってほしいと思います。