新千歳空港をバスで出発、苫小牧を抜けて、白老町へ。
ウポポイ(民族共生象徴空間)を目指します。
季節は、既に秋でした。至るところで黄葉が進んでいました。
約40分ほどでウポポイに着きました。
入り口からゲートまでの回廊にはコンクリートに直接、北海道の森の景色のシルエットが刻まれています。どういう技術でしょう。
入場予約時間は、11時40分です。それまでに、集合写真を取ります。
会場には、あらゆる角度からアイヌ民族についての展示があります。
アイヌ民族の衣、食、住について民俗学的な視点でまとめられており、わかりやすいので引きつけられます。さらに、宗教、歴史、文字を持たない文化としての言語学的価値、自然と一体になった宗教や文化、縄文時代以前からの交流の歴史や未だにの頃差別、現代に受け継がれている文様や今後発展しそうなアートとしてデザイン性豊かな作品も展示されていました。とても数時間の滞在で理解できるような内容ではありませんが、少しでもアイヌ文化の一端に触れることができたのではないかと思います。
展示会場を出ると、ガラスの向こうにウポポイの全景が見えます。
チセ(家)の外では、懐かしい人に会うことができました。白老町のアイヌ博物館から新しくウポポイ(国立博物館)になったので、もうあの愉快で引き込まれるしゃべりは見られないのかなと思っていましたが、とんでもない、健在でした。
リニューアルしたエンタテインメントに嬉しくなりました。ショーが終わってから、声をかけると、覚えていてくださいました。これからも頑張って下さいと声をかけました。