1年アカデミックコースは瀬戸SOLAN小学校との交流プロジェクトに取り組みます。6月にはオンライン交流を行い、7月は小学生が高校訪問、12月には高校生が小学校を訪問して交流を深めます。
瀬戸SOLAN小学校との交流【その1】
瀬戸SOLAN小学校との交流【その2】
小学生の訪問に向けて生徒が準備を進めています。具体的には、小学生一人ひとりの探究テーマについて、一足先に高校生が関係の企業や施設を訪れ、そこで働く大人に話を聞いて、その分野の世界にふれ、小学生へのアドバイスのヒントをもらってくる、というものです。
小学生のテーマは様々です。
「錯覚を見る人間の脳の仕組みはどうなっているのか」
「競馬場のお金の動きはどうなっているか?」
「ミニ四駆はどのような仕組みで動くのか」
「ジオラマで環境問題を表現し、興味関心を高められるか?」
「地震の後に起きる「津波」や「火事」の死者を一人でも多く助けるためには」
「チョウチンアンコウの光はどうして光るのか」
「コアラはなぜユーカリの葉を食べるのか」
「鉄棒の足掛け回りはどうやったらうまくできるのか」
「アメリカと日本の手話の違いは何か?」
「ボードゲームを世界中に広げるためにはどうすればいいのか?」
「お掃除ロボットをみんなの役に立たせるには」
「なぜ仮面ライダーやスーパー戦隊 は何十年も受け継がれているのか?」
「なぜ人はネイルをするのか?」・・・
と、小学生の純粋ななぜ?どうして?があふれるテーマばかり・・・。この思いにこたえられるだけのヒントを高校生は求めて学校から飛び出しました。一例を紹介します。
「政府を動かすには?」のテーマから公明党の里見りゅうじ参議院議員事務所を訪れた生徒
「割り箸をなくしたらエコが実現するか?」のテーマから割り箸製造・卸の株式会社 藤本商會本店を訪れた生徒
多くの企業や団体の方にご協力いただきました。生徒にとって貴重な学びの機会をいただき本当にありがとうございました。生徒たちもアポ取りから当日のインタビューまで自分たちでこなし、自ら動いて学ぶ経験ができました。以下、生徒の振り返りです。
アポの電話を取る時や実際に足を運んで取材をすることは初めてですごく緊張したけれど、自分が社会人に近づいた気がした。こんな機会滅多にないからいい社会経験になったし、見学するのもまとめるのも楽しかった!!
実際に企業の方にインタビューをしてみて、その仕事が大好きでとてもやりがいを感じていることがとても伝わってきた。直前にインタビューの お願いをしたのにも関わらず快く承諾してくれたのでとても優しい方だなと思っていたけれど、実際に伺った時にも私たちの質問に親身に答えてくれるだけでは無く私たちに興味を持ってくださって将来についてのアドバイスをしてくれた。目的は小学生へのアドバイスのヒントを得ることだったけれど私たちにとってもすごくいい経験になった。
小学生が決めたテーマから、自分たちでどこに行けば小学生にアドバイスをできるか、というのを一から考えることはすごくいいことだったなと思いました。電話対応もすごく緊張したし、失礼なことを言っていないかと不安になることも多かったが、電話に出てくれた方も緊張しなくていいよ、と言ってくれて安心しました。見学していた際も気さくに答えてくれたし、時間を作って、しかも写真を撮らせてくれて嬉しかったです。今回のアポ取り、取材はすごくいい体験だったなと思いました。
アポ取りをしたことは今までなかったので、緊張したりプレッシャーに感じることもあったけれど、勇気を振り絞って挑戦し話を聞いてくることができたのは大きな経験になったなと思った。取材する際、相手に失礼がないよう極力気をつけていたこともありすごく疲れた。その分、私が今まで知らなかった世界を教えて頂けて視野が広がったなと感じた。
アポ取りは電話で行ったけれど、知らない人と電話で話すのはとても緊張した。けど実際にお会いした方は優しくてなに質問しても答えてくれる人で、質疑応答が楽しかった。その人の話が面白くて少し天文学に興味を持った。普段近くで見られないプラネタリ ウムの投影機や解説席まで見せてくれたので、実際に行ってみるのと話を聞くだけでは全然違うことに気づいた。学芸員の方と仲良くなれたのが嬉しかったので、夏休みにもう一度お礼を言いに行こうと思う。
ご協力いただいた企業・施設・団体・学校の皆様
名古屋市衛生研究所 東山動植物園 でんきの科学館 名古屋港水族館 里見りゅうじ事務所 モード学園 名古屋市港防災センター 名古屋市科学館 エコパル名古屋 リニア鉄道館 匠こめ由 中京競馬場 保護猫カフェヘミングウェイ けんしんキッズ体操クラブ 愛知県陶磁美術館 株式会社中部デザイン研究所 航空ミュージアム 竹島水族館 名古屋ライトハウス情報文化センター パナソニック大阪本社 株式会社 藤本商會本店 サンリフォーム徳重ヒルズウォーク 名古屋アクションクラブ Vanmore宝石店 稲田健実先生 福島県立平支援学校 名古屋経済大学