クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】。
本日11月7日(木)は「人間って何だ―哲学しよう―」ゼミの様子です。
このゼミでは 、先生が定める哲学的なテーマに取り組むのでなく、それぞれが自由に哲学の書籍を用意して読書していきます。
生徒がそれぞれ読んでいる哲学に関する文献は、時代の違いや人物の違い、入門書や概説書、原著(邦訳)など様々な違いがあります。
読書を進めながら、それぞれ学んだことや理解したことを、「まとめノート」に思い思いに書き記していきます
哲学というと、
「人間は考える葦である」
「我思う、故に我あり」
など、哲学者の格言を想起する人も多いと思います。
皆さんはこのような格言の意味を知っているでしょうか。
学校の授業では、これらの意味を先生から教わることが多いでしょう。
しかし、哲学は本来、教わることで知識を得るのでなく、考えることで物事の本質を見極めたり、「考え方」を考えたりする学問です。
インターネット検索をすれば、すぐに知りたいことがわかる時代となった昨今。便利な一方で、ややもすると「考える」機会を奪われたり、私たち自らが「考える」ことをしなくなってしまう一面もあるかもしれませんね。
書物との対話、さらには自分との対話(自問自答)に取り組み、「考える」ことをしている様子が伝わるゼミ活動でした!
次回の更新もお楽しみに!