
本校では毎年、夏の校外学習として東海地域の各施設を訪問しています。
2025.08.01 新旧エネルギーを訪ねる旅—-相良油田と浜岡原発
2025年8月1日、18名の生徒と5名の教員が静岡県の相良油田と浜岡原子力発電所を訪れ、エネルギーと科学に関する校外学習に参加しました。
夏の厳しい暑さの中、生徒たちは朝早くバスに乗り込み、陽気なガイドさんと中部原子力懇談会のエネルギー専門家2名の案内のもと見学をスタートしました。
最初の訪問地は、かつて日本の初期石油産業の中心地であった「相良油田資料館」でした。


復元された井戸小屋や石油採掘に使われた道具、油井の深さを示す模型を見学し、当時の作業員たちがどのように手作業で地下から原油を運び出していたかを学びました。



午後には、浜岡原子力館に到着。生徒たちは、原子炉の大型模型や原子炉制御システム訓練シミュレーター、緊急時対応施設などを通して、原子力エネルギーに対する理解を一層深めました。専門スタッフによる解説を受けながら、多くの生徒が積極的に質問を行う姿が印象的でした。


発電所への入場時の厳格な手続きを通して、生徒たちは原子力の安全管理の重要性を実感しました。

1日を通して、エネルギー専門家の野田さんが日本の低いエネルギー自給率や風力発電、石油保存技術などについて詳しく解説してくれました。
今回の見学会は、科学とエネルギーへの理解を深めるだけでなく、歴史的な技術と現代のエネルギー課題とのつながりを感じる貴重な機会となりました。
中部原子力懇談会の皆様、現地スタッフの方々、そして今回の学びを支えてくださったすべての関係者の皆様に感謝申し上げます。