生徒が撮影した、馬の画像から。
修学旅行最終日、4日目です。
洞爺湖畔に宿泊、その翌朝。
今日は、晴れました。
洞爺湖の、中之島に日があたります。
青空です。4日目、最終日の行程です。
今日は203~205、206~208が別行程。
前半クラスは、有珠山の”ジオパーク”へ、後半クラスは千歳空港に直行しました。
太平洋を望見する、穏やかな風景ですが、有珠山の噴火が残した、自然の爪痕を訪ねる旅です。
有珠山、ジオパークへ。
平坦だった道は、マグマの活動による隆起で坂道に。国道は陥没して水がたまり、噴石に家や幼稚園は破壊され、下水管は地上まで隆起。
噴火とその影響による地震で大きく姿を変えた、その痕跡をたどりました。
かつての噴火の、その痕跡を残す”ジオパーク”です。
青空と、紅葉。太平洋を背景とした穏やかな景色ですが、こうした風景の隅々に、かつての”噴火”のエネルギーと、その破壊力の圧倒が、”記録”としてそのまま残された、有珠山の”記憶”そのものです。
当時を語るガイドさんのお話に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
北海道の、思い出を、一つ。
今年は晩秋・初冬の旅行となって、野生動物になかなか巡り合えませんでしたが、その痕跡がありました。キタキツネの、フンです。こうした、人間の通る道筋で見られるのは大変めずらしいこと。ここにも”北海道”が。
千歳の、ノーザンホースパークを目指します。
途中休憩のサービスエリアからは昭和新山がくっきりと。
また、車窓からは風力発電の風車がたくさん見られました。年を追うごとに数が増えているような。ここでもSDGsが、浸透しつつあるさまを見てとることができるようです。
とくにカエデの紅葉が美しい、ノーザンホースパークへ。
馬たちの姿を目の当たりにし、赤く色づいた木々のもと、さまざまなアクティビティや散策で、残りの時間を惜しみつつ、最後の行程を満喫します。
気温は11~12℃。吹き曝しの平野に敷地を持つノーザンホースパーク、風が通るごとに寒さがこたえました。北海道の冬は、もうそこまで。あるいは、ここまで。
自転車をこぐ生徒の歓声、馬を見つめる生徒、屋内でスイーツを楽しむ生徒、それぞれの過ごし方で、最後の行程を、楽しみました。
雨の多い、日程でした。
けれども、要所要所で青空。生徒たちの日頃の行いの成果、としておきましょう。
これで修学旅行4日間の日程を終了します。
生徒たちを温かく見送り、見守ってくださった保護者のみなさまには、この場を借りて厚く御礼申し上げます。