国際通りを後にした一行は、平和学習となります。
まず、「嘉数高台公園」へ。ここは住宅街の中にあります。その名の通り、住宅街に小高い丘があり、ここはかつて沖縄戦の中でも激戦地の一つでした。中腹にはトーチカの跡もあります。
今では丘の頂上に展望台があり、普天間基地を望むことができます。坂道を登る際には、オプスレイが基地に向かって飛行する様子もありました。
嘉数高台公園の次は、「旧海軍司令部壕」へ行きました。
機械を使わずに人力でツルハシやシャベルなどの道具を使って掘られた壕は、当時のままです。薄暗く湿った環境は、今では考えられません。当時の兵士たちの思いは慮っても到底追いつかないかもしれない…、そんなことを感じました。
77年前の出来事を胸に刻みながら、初日の那覇市内の宿舎へ到着しました。
夕食では、沖縄の伝統楽器「三線(さんしん)」で沖縄の歌を弾き語っていただく場面もあり、沖縄の雰囲気を味わいながら初日を終えました。