中学生の修学旅行は2日目。
名古屋は大荒れの天気だったようですが、沖縄は曇天模様。雨は降っていません。
本日は大きく分けて2部構成。前半は平和学習、後半は沖縄の文化や伝統に触れる1日です。
最初に訪れたのはひめゆりの塔。
ちょうど彼らと同じ年代の沖縄の女学生らが、負傷した兵士の看護にあたっていた太平洋戦争中の沖縄戦。軍からの学徒隊に対する解散命令が出された翌日、沖縄陸軍第三外科壕がガス弾などの攻撃を受け、多くの学生が亡くなりました。
その第三外科壕のすぐ近くに戦後に慰霊碑(下の写真の白い碑。裏は納骨堂になっている)が建てられますが、それは終戦後ずっと後の話。「ひめゆりの塔」と呼ばれるのはその手前に立っている小さな塔です。戦後すぐにやっとの思いで建てられたそうです。
お花と学年全員で作成した千羽鶴を供え、全員で祈りを捧げます。
1時間ほどの訪問でしたが、時間が足りなかった生徒も多く、それぞれが感じるところも多かったようです。
続いて、平和祈念資料館と平和の礎へ訪問。
資料館の中には、実際に不発弾として発見された250kg爆弾などが展示されています(爆発しないように処理されています)。
(資料館の中は撮影NGでした…)
メイン園路は、沖縄の慰霊の日である6月23日の日の出の方位に合わせて設定されています。
平和の礎(いしじ)は、沖縄戦で亡くなった人の名前が記されたものです。
軍人、民間人の区別や国籍の区別なく、全ての戦没者の氏名を刻んでいます。氏名がわからない犠牲者についても「◯◯の子」や「△△の嫁」などのように記載されています。
当然、本州からも沖縄戦に動員された兵士が多くおり、その中で犠牲となった方の名前が都道府県別に記載されています。
さて、後半は沖縄の文化や伝統に触れる時間です。
おきなわワールドへ訪問。
まずは沖縄の鍾乳洞を代表する玉泉洞へ。全長は5,000mですがその中の890mが一般公開されています。
詳しい仕組みは割愛しますが、下の画像のように水がたれていく中でその中に含まれる石灰などが長い年月をかけて固まっていき、このような形が形成されるようです。その速さは3年で1mmほどだそう。
鍾乳洞を足早に見学した彼らは、(筆者もそれなりの速さで見学をしたつもりですが彼らには追いつけませんでした…)各自が計画した行程で沖縄の伝統や文化の体験・見学を行います。
エイサーショーを見学している班もありました。
(エイサーショーは撮影禁止でしたので見せられません、ごめんなさい!)
ホテルに早めに到着し、夕食までの自由時間はビーチやプールで各々過ごしました。
「映え」を意識した写真を撮影したり…
いいですね、青春です。
先生もプールや海に入ったようですよ。(筆者は泳げないので入れません。。)
夕食はサンセットビーチの見えるレストランで。
なかなか体験できない雰囲気を味わうことができたようです。
3日目はメインイベントが続きます。次回の更新もお楽しみに!