市邨では新カリキュラムでの授業が始まって3年目に入ります。新しい学びを実現するために授業ではさまざまな取り組みがなされ、生徒の学びをサポートしてきました。
ここでは、国語科の昨年度の取り組みについて、一部を紹介していきます。
【アカデミックコース文学国語】
アカデミックコースの文学国語では、「人生の小説家」プロジェクトを1年間の集大成として行いました。生徒はこれまで学習してきた「視点」「比喩」「リズム」「象徴」など文学作品を読み解く技能を用いて、執筆活動に取り組みました。
テーマは「あなたの今に影響を与えた人生のターニングポイント」
以下に作品集のURLをのせます。ぜひ、ご覧ください。
http://books.apple.com/us/book/id6480381759
http://books.apple.com/us/book/id6480382422
【ブライトコース文学国語】
ブライトコースの文学国語では、『復讐』という教材を使って、即興劇をしたり、後日譚を書いたりする活動を行いました。このような活動をしていく過程で、生徒は、登場人物の描写を丹念に読み込み、キャラクターを深掘りして、この小説の真髄に迫っていきました。
初読ではほとんどの生徒が気付けない登場人物の細かい描写や伏線もこのような授業計画をすることによって、主体的に深く読み込んでいきます。そのことを生徒自身も実感できた取り組みになりました。
【キャリアデザインコース国語表現】
キャリアデザインコースの国語表現では、学んだ表現力を活かして、社会発信しようと政策提案型パブリックディベート全国大会に応募しました。各自がテーマに沿ったレポートを作成するところから始まり、それを仲間同士で、ブラッシュアップし、企画に応募しました。1つのグループが選考を通過し、全国の学校と白熱したディベートをすることができました。言語を通して、社会と積極的に関わるという目標に近づく取り組みとなりました。
国語科では「解説すること」を極力減らすように心がけています。教員が一生懸命に解説したとしても生徒からしたら「ふーん、そうなんだー」で終わり、深くまで浸透していかないからです。
「解説する」よりも生徒から出る良い意見等をピックアップして、クラス全体で共有して「気づかせて」理解を深めていくイメージです。
生徒自身が積極的に学ぶ取り組みを多くしています。そのほうが自然と深く文章を読み取り理解しています。
今年度の取り組みについても随時公開していきます。