
夏休み期間中の【放課後の学び】社会科ツアーの報告です。
瀬戸市にある瀬戸少年院(男子少年院)、瀬戸蔵ミュージアムへの見学・研修を実施しました。毎年市邨高校では恒例となっている司法分野・国家公務員の職業について、本物から学ぶ「刑務所・少年院研修」の第3弾でもあります。
現在の瀬戸少年院の概要、少年非行分野の現況の説明の後、少年院内を詳しく見学しました。少年院内てせは、参加生徒と同年代の少年が間近で行進していたり、水泳指導をされている様子を遠目で見るという緊張感の中、調理場、居室、医療施設、教室、パソコン室、陶芸実習場などを見学しました。司法分野社会科放課後の学びシリーズの第1弾・第2弾の刑務所研修とは異なり、社会生活を普通に行うことに向けての教育を熱心に行っていました。また少年たちの思いを書いた掲示物や作品、食事の際の食器類、使用するテキストなど普段では絶対目にしないものを手に取って見聞し、質疑応答では多くの質問をすることができました。
8月上旬に笠松刑務所(女子刑務所)研修、前日に実施した名古屋刑務所(男子刑務所)研修に参加している生徒も多く、刑務所の男女施設・受刑者の違い・職員の方の向き合い方など、少年院と比較しながら質問する生徒もいました。
参加生徒にとって今回の司法・矯正分野での見学・研修は、普段経験できない見聞・国家公務員の活躍の場を知るなど多くの貴重な経験となりました。ご協力いただいた教育調査官をはじめ瀬戸少年院の多くの職員の皆様に御礼申し上げます。
瀬戸市は、陶芸の街で有名ですがいざ考えるとどうして陶芸の街になったか・・・は意外に知らないものです。今回は折角瀬戸に行くということで、瀬戸少年院研修とともに、瀬戸がどのように焼き物の街となったのかを学ぶため「瀬戸蔵ミュージアム」での見学・研修を実施しました。
古代から現代にかけての瀬戸焼の歴史・瀬戸の街の歴史、陶器と・磁器の違い、瀬戸焼の生産方法、名鉄瀬戸線との関係など文理両面の視点から多くの郷土の産業について学芸員の方から解説をしていただきながら学ぶことができました。