高3 アカデミックコースは、探究学習活動日の7月12日にNagoya Innovators Garage において生徒によるピッチ大会『Ichimura Launch Pad』を開催しました。
このイベントは、高校1年生から取り組んできた「社会とつながる」をテーマにした探究学習の集大成として、「私たちがこの先、そこで学ぶ理由」を5分間のプレゼンテーションとして発表するものです。
4月からスタートしたこの企画は、全員のピッチプレゼン作成から始まり、5つの班に分かれてイベントへの関わりを決め、さらに会場設営から司会運営まで、生徒が自身で作り上げました。
ピッチ班からのメッセージ
「私たちは様々な環境で考えを深め、ピッチの動画を提出し、共同主催の森さんからフィードバックを受けて、改善しながら何度も練習をしてピッチのレベルを上げました。特に、相手に伝わるように一人一人こだわりがあり、各々の個性を持って話すとこ ろがアピールポイントです。いろいろな人がいろいろな思いを持って話すので、お聞き逃しないように見てください。発表者はとても緊張しているため、たくさんの拍手と声援を送ってください。熱狂の渦へみなさんをお連れいたします。」
ムービー班からのメッセージ
「私たちは、市邨高校の良さを伝えることを担当しました。市邨高校の学校の様子を撮影して、プロの編集者やプロの動画にアフレコとしてムービー班と他の班のアカデミックコースのメンバーで動画を作りました。そして、今まで市邨高校アカデミックコースが何をやってきたか、いわゆるアカデミックの軌跡というものを動画にして、広報をするのですが、プロの方と比べてしまったら未熟ですが、頑張りました。さらに、実際にどのような活動をしたのかを撮影し、今回のイベントに協力してくださったスポンサーへのお礼の動画を送ります。」
ポスター班からのメッセージ
「私たちはアカデミックが今までどれだけのことを頑張ってきたかを証明することを担当しています。主に当日本会場で配布を行うリーフレットや貼るためのポスターの作成を行いました。11人の生徒が個人でそれぞれ作成にあたってもらい、自由に様々な意見を出せるような体制で活動を行っていきました。しかしそのような体制にしたため、進行状況の把握が難しい部分ではありました。ポスター班が力を入れた部分を強いてあげるとすれば、端的に、来場者にここまで市邨3Acとしてどんな学びを経て、イベントを迎えるのかが分かるようなものが作れるよう努力しました。」
広報班からのメッセージ
「私たちはピッチ班が輝けるよ うな環境をつくるために、新聞会社やテレビ局、雑誌の編集部の方などに取材の交渉をしました。また、広報班やピッチ班以外の班の活動にも注目し、その活動をホームページに掲載するための記事をまとめました。新聞社に文書を送る際には、送り方がわからず苦労したり、イベント内容の要約に苦戦したりなどの壁を乗り越えてきました。特に広報班はホームページの記載など目に入る機会が多い表向きな活動をしていたので、文章など細部にもこだわりました。」
企画班からのメッセージ
「私たちは当日の受付、タイムテーブルやレイアウトの作成をしている縁の下の力持ちです。ピッチ班をどれだけ輝かせることができるかを意識して活動しています。人数の多い班だったので意見をまとめるのが難しかったり、タイムテーブルの組み方、レイアウトなどといった経験があまりなかったため、最初はどのように動けば良いかわからず苦戦することもありましたが、ピッチ班がより本番で輝けるように諦めず、当日に向けて準備を行ってきました。」
当日は立候補した8組11名によるプレゼンテーションが行われました。
また、それぞれの発表の間には、来場された大人を交えたディスカッションも行われました。
名古屋大学の安田先生はじめ多くの大人の方にメンターとして参加いただきました。また、保護者の皆さまや一般参加の方合わせて、20名以上の方に参加いただくことができました。
プレゼンテーションを行なった生徒だけでなく、その話を聞いた生徒が大人たちと活き活きとディスカッションする様子は、一人の大人として社会と繋がることを楽しんでいるように見えました。
そして、自身の活動の価値を見出してきたからこそ、他者の活動を肯定的に捉える視野を身につけることができていました。
Ichimura LaunchPadに参加された方の感想です。
・親である私が色々と学ばせてもらいました。それぞれの夢や今現在感じてることや自分の意見を堂々と発表していて本当に素晴らしかったです。息子や同級生の子達がここまでこれから先のことをしっかりと考えているんだなあと、親として色々と考えさせてもらいました。とても素晴らしかったです。ありがとうございました。
・タイムテーブル通りに進行されていて、会場の雰囲気もかしこまりすぎず、皆さんがとても楽しそうに運営してるように感じました。席がわからなくて女子生徒の子に聞いたらとても親切に教えてくださいました。
また、生徒が活動を振り返った感想です。
・皆が見えないところでも努力しているのがすごいと思ったし、自分も頑張らなくちゃいけないと勇気を貰いました。
・ピッチをやってみて、やって良かったと強く感じます。色々な企業の人との交流ができて、フィードバックがもらえて、これまでやってきた3年間が間違ってなかったんだと確信することができました。
アカデミックコースでは、今後も「社会とつながる」をテーマとして探究活動に取り組んでいきます。
保護者の皆さまはじめ地域の方、企業の方など、あらゆる方々に支えられて成り立つ活動になります。今後ともご協力よろしくお願いします。
最後になりましたが、探究学習プログラムARISEの実施から本イベントの実施まで伴走いただいた国際エデュテイメント協会の森俊介さんと、冠 スポンサーとして会場提供いただいた株式会社カチノデの森一浩さんに、改めて感謝を申し上げます。
この取り組みをまとめた特設サイトはこちらからご覧下さい。