7月21日(日)に市邨高校にて、市邨スプリントクリニック(コーチ:増田智実)を開催しました。
今回はスタートの「On Your Marks」および「Set」時における構え方の注意点(意識すべきポイント)について学びました。
スタートの構え方は選手によって千差万別な部分が多いと思います。感覚的な要素が強い分、本質が分かりづらく、選手も指導者も苦戦する部分では無いでしょうか?
中高生のハイレベルな短距離選手であっても「実はスタートよく分かって無いんだよね」という声を聞くことがあります。
市邨生も最初の頃は手探りでしたが、クリニックでの指導内容を繰り返し練習してきた甲斐あってか、ようやく「勘所」が分かってきた様に見えます。
これまで市邨生たちはトップアスリートのスタートをYouTubeなどで分析して真似するなど、分からないなりに工夫してきました。しかし、スタートは真似しようとしたところで真似できるほど簡単なものではありません。それは陸上競技が現象学的にアプローチするよりほかないスポーツだからです。その上で深い考察力と自分の感覚との対話力が必要になります。増田コーチはいつ もその考察や対話に必要な「ヒント」を私たちに提示してくれます。
この夏の課題として、自分のスタートについてどう言葉で表現(説明)するか、という問いに取り組んでも良いかもしれない。良くないという意見もあるけど。