今年度の修了式を迎えることができました。
あいにくの雨の予想ですので、グランドで全員が集うことなく、放送での修了式となりました。
この一年もコロナ禍で様々な制約を受ける中での学校生活でした。
生徒の皆さんは懸命に毎日の生活を送っていたと思います。その努力を高く評価したいと思います。

式辞です。
おはようございます。
今日は令和3年度の修了式です。この修了式の意味は、1年間の学習の成果を認め、次の学年に進級することを承認するということです。ですから、ここに出席している君たちはこの一年間の学習の努力と成長が認めら、次の学年に進むということです。
努力と成長は何によって認められたのかというと、君たちの理解では簡単に言えば、欠席数と点数です。でもみんなが気づいているように、欠席が多いからといって学力が付いていないとは言えないんじゃないか、30点取れなかったからといって、31点取った人より頭が悪いといえるのか、努力がたりなかったと言えるのか。という疑問はあります。
今の基準はひとつの物差しです。人の能力や努力を測ることはきわめて難しいことです。不可能なことかもしれない。でも、評価は必要ないかというとそうではありません。社会の中で人々が互いを認め合って生きるには一定の評価が必要です。そのために、ある物差しを決め、それを基に基準を決めるのです。