市邨高校ワンダーフォーゲル部 山行記録

市邨高校ワンダーフォーゲル部 山行記録

 ワンダーフォーゲル部は、ハードな登山だけではなく、美しい自然に親しむ活動も行なっています。普段は近郊の低山に出かけて自然や文化に対する興味・関心を広げる活動を行っています。それほど体力に自信のない人でも東海自然歩道や海上の森の散策や、草花や山の写真撮影、星空観測、キャンプなど、幅広く自然と親しみます。夏合宿(北アルプス)も行なっています。学術探検(野外実習)として、県外(富山立山・岐阜乗鞍・長野駒ケ岳・東京都伊豆大島)へも遠征しています。部員それぞれが自分のテーマ(動物・植物・昆虫・野鳥・地形・文化歴史など)を持ってその地域の自然や文化を見つめていきます。

2022.05.28 スペシャルオリンピックス・日本山岳会と一緒に宮路山から五井山を縦走(愛知県豊川市〜蒲郡市)※ボランティア登山

スペシャルオリンピックス日本・愛知さんから声をかけていただき、日本山岳会東海支部さんと一緒に宮路山から五井山まで縦走です。

今回の山行は、スペシャルオリンピックス日本・愛知さんが企画した「山岳会と一緒に登山2022」にボランティアとして参加しました。スペシャルオリンピックス(SO)とは「知的障がいのある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。SOでは、これらのスポーツ活動に参加する知的障がいのある人たちをアスリートと呼んでいます。」生徒たちは、1〜4班にそれぞれ1名ずつ配置されて、アスリートと山岳会とともに登山しました。お互いに励ましながら山頂を目指しました。全盲の方も私たちと一緒に山頂を往復することができました。私たちにとって宮路山・五井山は昨秋に続いて2度目の山です。秋とはまた違った初夏の植物や景色を楽しむことができました。五井山から見る三河湾と蒲郡市内の景色は格別です。星空や夜景もきれいだと教えていただきました。

名電赤坂駅前の広場で自己紹介。その後は準備体操です。

山行の始めは、名鉄本線「名電赤坂駅」です。ここで今回のチーム編成が発表になり、生徒たちはそれぞれのチームで自己紹介をしてから登山に出発しました。

正面に見える宮路山を目指して歩きはじめます。実に順調です。

名電赤坂駅から最初の目的地である宮路山まではおよそ1時間20分です。天気もよく暑いくらいの気温です。でも森の中はとても爽やかで気持ちがいいです。

宮路山の山頂です。豊橋方面を一望できます。
初めてのボランティア登山です。アスリートや山岳会のみなさんとも楽しい話で盛り上がります。
五井山からの眺めです。三河湾を一望できます。竹島も見えます。夜には蒲郡市内の夜景を見ることができるそうです。
今回の最終目的地「五井山頂」です。ここで昼食を食べて休憩し、下山します。
五井山頂で本日の参加者全員で記念撮影です。3年ぶりの山岳会との登山活動でしたが、全員が自分の課題をクリアすることができ大成功でした。

歩行時間 6時間46分(休憩時間1時間20分を含む)
歩行距離 14km(約24,000歩)

<感想>

・初めて外部の方々と山行することになり、緊張もありましたがとても楽しかったです。アスリートや留学生など色んな人と共に山頂を目指して歩くことは滅多にない貴重な機会だったと思います。全盲の方もボランティアの協力を得ながら最後まで登りきっていたことに感銘を受けました。どうしても障がいはハンデを負っていると受け取りがちですが、そう考えることは相応しくないのかもしれないと思い知らされました。
・いつもはマイペースに登っていましたが、今回はチームや団体に合わせて歩いたためペース調整が難しく、集団登山の大変さを味わいました。しかし、初めて会った人から沢山の山の情報や知識を教えてもらうことができ、とても楽しかったです。また、山岳会やアスリートの方々の山を登る姿から歩幅や道選びなど学べること多く、とても貴重な体験ができたなと思いました。
・今回の山登りは、人数が多く1列になって人に合わせて登ったのでいつもより疲れが出るのが早かったです。色んな方がいて、話しかけて下さって、学べることが多かったと思います。これからに活かしていきたいです。

次回の山行(予定)
6月中旬 初夏の葦毛湿原散策と神石山登山です。

2022.05.08 多度山山頂と多度渓谷・多度大社(三重県多度町)

新入生歓迎ハイクを兼ねて、2022年度最初の山行を三重県多度町の多度山からスタートしました。

今回の山行は多度山(三重県)です。近鉄名古屋駅を出発し、桑名駅を経由して多度駅まで向かいます。桑名駅からは養老鉄道に乗り換えです。

養老鉄道は単線のローカル線です。のどかな田園風景の中を多度駅まで移動します
今回の山行の出発地点は養老鉄道の多度駅です。

多度駅を出発して多度山頂公園へ向かいます。山頂までの登りは「眺望満喫コース」です。気温が高いですが森の中を歩くことで清々しく気持ち良いです。また、初夏の森の匂い(ブナ科植物の花は独特です)を感じながら歩きます。

新緑の青葉が眩しく感じられます。

山頂に到着です。やはり、山頂からの景色は圧巻です。名駅のビル群、遠方の御嶽山、乗鞍岳、加賀白山が見られます。ナガシマスパーランドの遊園地もバッチリ見えます。濃尾平野の田んぼには水が張られていますので太陽の光を反射してキラキラ光り美しいです。この時期ならではの光景です。夏は緑色、秋は黄金色に変わります。

山頂での記念撮影

昼食をとったあとは、「瀬音の森コース」で森の中を下ります。沢沿いの道ではイトトンボが舞っています。全身が青色で、胸が金色に輝いています(多分アオイトトンボ)。トカゲも活発に動いています。愛鳥週間を1週間後に控えたこの時期です。たくさんの鳥達の鳴き声を聴きました。オオルリ・キビタキ・シジュウカラ・コゲラなどです。

全身が青色で胸の部分が金色に輝いています。

多度渓谷まで下ってきました。ここは川の水をせき止めて天然のプールを作ります(夏の期間のみ)。川の水はとても冷たくきれいに透き通っています。川の石をひっくり返してみると、何やら動くものが見られます。カワゲラ・トビケラ・カゲロウの幼虫です。これらの水生昆虫は川の汚染度を知る指標生物として利用しています。もちろんトンボの幼虫の「ヤゴ」も見られます。

多度大社へ到着です。5月の連休に開催される「上げ馬神事」で有名です。ものすごい急坂を馬に乗った青年が駆け上がります。五穀豊穣を占う神事です。今年は昨年に引き続き新型コロナの影響で開催が見送られたそうです。

神馬の白馬です。目がとても可愛いです。
後ろの崖のような坂を馬が駆け上がります。

歩行時間:5時間10分(途中休憩含む) 歩行距離14.4kmの山行でした。

木曽三川(木曽・長良・揖斐)が並んで流れています。江戸時代までは暴れ川で、地域の人達を苦しめていたそうです。

<感想>

・今まで参加してきた中で一位に匹敵するほど充実した山行になりました。山頂からの風景や山独特の香りを楽しめただけではなく、多様な生物と出会えたことや綺麗な水と触れ合えた事がとても印象に残っています。毎度部活に参加するたびに生物で習ったことが事実であると体感できて楽しいです。
・少し暑いくらいの天気でしたが、風が吹くと気持ちよかったです。山頂からは、木曽三川や水田などを見ることができてよかったです。
・山を登るのは初めてだったので上りは結構体力を使うのだと思ったり、下りは滑るので少し怖かったです。山頂からの景色は遠くまで見えて綺麗でトンボもあんなに近くで見ることはあまりないのでとても新鮮でした。八壺豆のチョコレート味を買ってみましたが美味しいかったです。
・普段そんなに長い時間歩いたたりしないのでけっこう大変でした。
山を降りる途中に行った多度大社で見た白馬がとても可愛かったです。
・今回の山行ではひたすら山頂を目指して登った後の景色がとても綺麗で、参加して良かったと思える部活動になり、とても良い思い出作ることができました。
・久々の山登りだったのでとてもきつかったです。身近の景色を山の上から眺めるとまた違った感じで見られてとても良かったです。1年生たちも楽しそうにしていたので良かったです。

次回の山行(予定)
5月28日(土)宮路山・五井山(ボランティア登山です)

2022.03.24 善師野から鳩吹山登山とカタクリ群生地散策(岐阜県可児市)

春の山行として、名鉄広見線・善師野駅から鳩吹山を経由して、岐阜県可児市のカタクリ群生地まで歩きました。

広見線・善師野駅を下車するとのどかな田園風景が広がっています。空は雲ひとつない快晴で気持ちのいい山行がスタート。

山行のスタートは、善師野駅です。
線路横のあぜ道を歩きます。足元にはツクシ、スミレが咲き、春を実感します。
熊野神社の階段脇の木々は秋には綺麗に紅葉します

熊野神社から本格的な山道に入ります。木々には新芽が出始めています。足元にはノジスミレ・オオイヌノフグリ・トウカイタンポポ・ホトケノザなど春の花が咲き誇っています。田んぼにはケリが鳴きながら舞っています。山道を歩いていると、ときどき足元の草が動きます。よく見るとカナヘビが動いていきます。啓蟄を過ぎ、生き物の動きも活発化しています。

カナヘビをみつけました。

善師野駅を出発して約2.5時間、鳩吹山山頂(標高313m)に到着です。山頂からの眺望はとても素敵です。眼下に流れる木曽川、遥か彼方に雪をかぶった御嶽山。まさに絶景です。待望の昼食をいただきました。

蛇行する木曽川と遠方に御嶽山を望む

いよいよ下山です。快調に、あっという間にふもとまで下りてきました。鳩吹山のふもとは「カタクリ群生地」として有名です。数えきれいなほどのカタクリが自生しています。ちょうど満開の時期と重なり、薄ピンク色の絨毯が広がっているようでした。

鳩吹山麓はカタクリの群生地として有名です
日が出て暖かくなると花弁が上向きに反り返ります
カタクリはユリ科の多年草で、以前は鱗茎(球根)からデンプン(本来の片栗粉)を取り出していた

歩行時間:4時間33分・歩行距離8.3kmの山行でした。

<感想>

自然を堪能することができた素晴らしい山行になりました。特に印象に残ったことは、鳩吹山でカナヘビを見つけることができたことです。幼少期に度々感じた心躍るようなワクワクする気持ちを思い出しました。また、カタクリ群生の美しさも圧巻でした。見慣れない花弁の形が魅力的で、見ていてとても面白かったです。

2022.03.20 東谷山と名古屋しだみ古墳群散策(名古屋市守山区)

まん延防止等重点措置によって、2月に予定していた2月山行を延期していましたが、部活動の緩和措置を受けて感染拡大防止を徹底して3月山行を実施しました。

JR高蔵寺駅を出発して、庄内川にかかる東谷橋を渡ると名古屋市守山区です。名古屋市内に存在する古墳の多くは守山区に集まっています。しだみ古墳群として名古屋市の史跡に指定されています。古墳ミュージアムも整備され、古墳について学ぶことができます。

しだみ古墳ミュージアムには再現した古墳が見られます。

再現された大塚古墳です
ホタテ貝のような形をしています
実際の古墳内部を見ることができます

実際に古墳を見に行きます。白鳥塚古墳は全長約150mの巨大な古墳です。

その後、東谷山に向かいます。

ここから山頂を向けて登り始めます

標高約200mですが、名古屋の最高地点です。山頂には展望台もあります。西側には、伊吹山・鈴鹿連峰を望むことができます。名古屋駅のビル群も見られます。山頂のテラスで昼食です。

雪をかぶった伊吹山、鈴鹿山脈を見られます。名古屋駅前の高層ビル群も見られます。
山頂のテラスで昼食をいただきました

下山し、東谷山フルーツパークで春の植物を観察です。大きな温室の中は初夏を思わせるほどの暖かさです。色とりどりの植物が花を咲かせています。

色とりどりの着生ランがきれいです

午後2時、本日の日程を終わり、帰路につきました。(高蔵寺まで30分を歩きます)歩行距離:約10km(約14,000歩)

2021.11.21 鳳来寺山(愛知県新城市)

紅葉真っ盛りの秋です。11月21日(日)に愛知県新城市の鳳来寺山への山行を実施しました。地下鉄「藤が丘」からの高速バス(片道1000円)で道の駅「もっくる新城」へ向かいます。ここで、新城市が土日のみ運行している周遊バスに乗り換え鳳来寺まで移動しました。鳳来寺山には鳳来寺と東照宮があり、登山道入り口から約1400段の階段を登ります。山々の木々は様々な色に色づき、とてもきれいです。

階段を登りきったところに鳳来寺があります。約1300年前に開山されたと言われています。

ここからは山道になります。比較的歩きやすい登山道を山頂を目指して歩き始めました。

ここは以前、鷹狩り用のワシ・タカを捕まえていたようです。「鷹打場」と呼ばれいます。景色は開けていて気持ちいいですが、足元に気をつけないと落ちてしまいます。

2021.10.24 宮路山・五井山(豊川市)

新型コロナ第5波が落ち着きを見せてきました。新型コロナ感染拡大に注意しつつ、10月24日(日)に3ヶ月ぶりに山行を再開しました。まずは、秋の低山として豊川市から蒲郡市にかけて広がる宮路山から五井山を縦走しました。

今回は濃尾平野の眺めはなく、広大な三河湾と渥美半島・知多半島に決めました。目的地は宮路山・五井山です。集合は名鉄名古屋本線の「名電赤坂駅」です。普通列車しか止まらない無人駅です。駅を降りると目の前に目指す山々が出迎えてくれます。

宮路山頂です。眼下に広がる三河湾に見とれてしまいます。

ここから約4キロの稜線を五井山に向かって歩きます。とても歩きやすい道が整備されています。植林された杉林と自然林が交互に現れてきます。ヤマグリ・ドングリ・コゲラ・シジュウカラなど豊かな森の中を気持ちよく歩きます。

生物基礎で学んだ知識が活かされます。高木層から林床にかけて見られる森林の階層構造を実際の目で見ることができます。林縁に見られるつる性のマント植物、ギャップにできた豊かな陽生植物の群落など、教科書の挿絵が実際の植物で観察できました。

正面の街は蒲郡市街、その奥に三河湾です。竹島も見られます。湾の遥か彼方に渥美半島越しの太平洋も見られました。もちろん、篠島・日間賀島・佐久島も眺めは最高です。

標高454mの五井山の山頂で記念撮影です。ちなみに、山頂付近にはパラグライダーの滑走台があり、この日も30分に1人ぐらいが大空に舞っていきました。気持ちよさそうです。

今日の行程

次回の11月山行は秋の紅葉を見ながら歩きたいと思います。

2021.07.22〜24 乗鞍青少年交流の家(岐阜県高山市)

スキー部、ワンゲル部合同の夏合宿を実施

コロナ対策を徹底、皆様のお力添えをいただく中で、今回の合宿を実施することができました。

保護者の皆様、関係各所の皆様のお力添え心より感謝申し上げます。

高地到着後のオリエンテーション

高地散策の安全対策ミーティング

IMG_4040 3(動画はこちら)

2021.05.08 猿投山(愛知県豊田市)

5月8日(土)、ワンダーフォーゲル部の5月山行を実施しました。今回はワンダーフォーゲル部・スキー部の合同企画と新入部体験ハイクを兼ねての実施です。もちろん、新型コロナウイルス感染防止に留意して実施しています。

名鉄豊田新線の終点「豊田市駅」からおいでんバスに乗り換え、登山の出発地点である猿投神社に向かいます。とても立派な神社です。

登山道の初めは車道ですが、その脇に水車や奇石が見えてきます。

比較的登りやすい坂道です。森の中ということもありひんやりして気持ちがいいです。汗が心地よいですね。大岩展望台です。今日は黄砂でややかすんでいますが、素晴らしい景色で疲れが吹き飛びます。

 

今までのおもな山行記録(2018〜2020年)

2018年6月山行(金華山)

2018年7月山行(乗鞍青少年交流の家)

2018年11月山行(継鹿尾山)

2018年12月山行(伊豆大島・野外実習)

2019年2月山行(弥勒山)

2019年4月山行(猿投山)

2019年7月山行(継鹿尾山)

2019年8月山行(立山縦走・夏合宿)

2019年11月山行(養老山)

2019年12月山行(伊豆大島・サイエンスキャンプ)

2020年6月・10月(弥勒山・金華山)

スキー部とワンゲル部合同夏合宿を実施しました 2018/7/26

朝の日の出のご来光観察(名古屋気温26度 乗鞍気温17度)

体力トレーニング

火起こし体験

涼しい環境下にて、のびのび自然と語り合うことができました

 

この記事の筆者
ワンゲル
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