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高2 B班 北海道修学旅行 2日目 ②

次に訪ねるのは、美瑛川の上流のある白ひげの滝です。

道は、十勝岳山麓の白樺林を通り抜けていきます。白樺の木はまだ若いですが、日の光が良くとおる林の中ではトドマツやエゾマツなどの針葉樹が育っています。

白樺林、地表にはクマザサが茂っています。濃い緑はエゾマツが育っているところです。
白樺の樹高は10mを超えるくらいです。黄色く黄葉しています。

青い池から美瑛川沿いに白ひげの滝を経て望岳台に至る道は、1926年に十勝岳が噴火した時に流れ出た泥流(大正泥流)で埋まった所です。

泥流のために、それまでの原生林はすべて失われ新しい植生が生まれました。白樺やダケカンバといった広葉樹は成長が早く群生して林を形成しました。しかし、寿命は約80年ほどなのでまもなくまもなく枯れ、陽樹の森で育った陰樹であるエゾマツやトドマツにとって代わられると考えられています。

「生物基礎」で学習する「植生の遷移」が見られる場所なんですね。

ここからさらに望岳台まで登ればそれが明らかに見て取れます。

バスで白金温泉まで登ると、白ひげの滝につきます。美瑛川を渡る鉄の橋があり、そこから白ひげの滝の全景を眺めることができます。

美瑛町 白金温泉につきました。建物の向こうに美瑛川が流れています。
溶岩層の裂け目から、幾筋もの滝が美瑛川に流れ落ちています。
白ひげ、と呼んだわけがわかります。
滝の水は岩盤の間から流れ出ています。十勝岳からの湧水が滝になっているのです。川の色は青っぽいのがわかります。
橋から、川下を眺めたところ。川の色が、青白いのがわかります。遠くに見えるのは美瑛町の町です。

 

この川の下流にある青い池が青いのは、この水が溜まっているのです。この水には、火山由来の温泉成分である硫黄やマグネシウムが溶け込んでおり、特にアルミニュウムのコロイド状粒子が太陽の光を反射・吸収して青く見えると考えられています。

橋から見下ろす滝や川の景色に感嘆の声が上がりました。
橋は、滝の直近に架けられています。
1926年の泥流の上に育った白樺林、エゾマツが勢いを得つつあります。
白樺を越えて伸びるアカエゾマツです。

 

白ひげの滝から、望岳台に向かいます。十勝岳連峰は活火山帯で、大きな噴火をたびたび起こしています。過去160年間で、5回もの大噴火がありました。この一体は噴火で流れ出た火砕流あるいは泥流が固まってできたものです。いま最も勢いのある白樺や岳樺(ダケカンバ)の林は、溶岩や泥流の上に育ったものです。

望岳台から東の方向には美瑛岳や美瑛富士が見えるはずですが、残念ながら雲の中です。
望岳台は溶岩が冷えて固まったところ。石ころだらけです。十勝岳を望む。
風が強くて、皆寒そうです。これからクラス写真を撮ります。
紅葉が最高です。ここから十勝岳まで登るルートがあります。往復で約6時間だとか。
この岩の塊はケルンです。望岳台の標識となっています。
見事な紅葉です。黄色は白樺やダケカンバ、カエデ、鮮やかな赤はナナカマドです。濃い緑は、ハイマツです。
ハイマツです。中部地方ですと、2,500mより高いところにしか生息しませんが、この十勝岳望岳台は標高930mですが、立派なハイマツ帯が見られます。
コケモモを見つけました。これも本州では高山帯に生息します。赤い実はおいしいジャムになります。
駐車場の方向、北の方向を望みます。手前にハイマツ、向こうにダケカンバ、遠景は、上富良野町と美瑛町です。

 

望岳台から白樺林を通り抜けて、美瑛町パッチワークの丘に向かいます。

 

 

 

 

この記事の筆者
校長 澁谷有人
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