世界は、ますます先が見透せなくなってきています。
新型コロナウィルスの出現により、現代社会の仕組みのもろさや危うさが見えてきました。
コロナ禍が過ぎて、2030年の未来に生きる若者は、誰も教えてくれない道を自分で探して進んでいかなければなりません。
学校ではこれまで、既に確かになった知識や技術を教え、できるだけ効率よく、より多くの正解を与えて記憶として蓄積することが、人生で成功する近道だと考えていました。
しかし、これまで蓄積した知識や記憶の中に存在しない新たな課題に立ち向かうとき、自分で解決しようという意欲とともに、自ら考え、自ら判断する力がなければ、その課題を乗り越えていくことはできません。これからの世界では、想定しない問題に出会い、正解などない問題に立ち向かい、自分の考えた方法で解決する力が求められます。
この問題は、こういう風に整理して、こうすれば、こうなります、この解き方を覚えましょう。時間をかけて繰り返すことで、学力が付いてくるのです。これは、”Teaching”です。
私には、知りたい、わかりたいことがあって、それを調べて、何がわからないかを見つけ、幾つか試してみて、自分なりに工夫をして解決の糸口を見つける。これは、”Learning”です。
市邨高校はあらゆる教育活動において、 SDGs (Sustainable Development Goals, 持続可能な開発目標) に向けた 取り組みを推進しています。