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建学の精神

一に 人物、二に 伎倆。

“ 一に人物、二に伎倆 ” は、そもそも本学の教育は「人」を作ることにあり、知識や技能を身につけることはもちろん、それ以上に、人間の尊厳を第一とし、人間性を高め、品格の備わった 「人物」 を目指しています。

“ 桜は桜、松は松たれ ” の言葉には、それぞれの個性を尊重し、生まれついての才能を伸ばすという強い思いが込められています。 やがて社会で活き活きと活躍する人物となり、“ 世界は我が市場ならずや ” として、世界に飛躍する人物となることを願っています。

すでに110年前に、市邨芳樹先生は、現代の教育改革の理念を唱えていたのです。

“ 学生の勉学は単に試験の為にあらず、智を磨き徳を修むるを楽しむに至りて、最も善く修学の目的を達するを得べし ”

「 111 年目の Ichimura 」がいま進めているのは、未来を拓く教育です。

2030年は、遠い未来ではない。

学校長メッセージ

2030年の世界では、いま進んでいる第4次産業革命の加速度的進展により、AI(人工知能)、ロボット、IoT(全てものをインターネットでつなぐ技術)など、ICT(情報通信技術)のインテリジェント化が進みます。それによって今ある職業の50%がなくなり、今はまだ姿も見えない新しい職業が生まれるだろうと予想されています。
一方、日本の人口は約1,000万人減少し、全人口の3分の1が高齢者となります。労働力は男性が減り、女性が増えるとともに、正規社員が減り、非正規社員が増えます。「企業に必要な能力を持つ人」が採用されることになるでしょう。一つの企業で、定まった期間働くということがなくなっている可能性があります。そのとき企業が求めるのは「必要なときに必要な能力を持った人に仕事を任せる」という形態です。

その10年前の2020年は、日本の教育が大きく変わる年です。これまでの教育のあり方では、ICTやグローバル化の進展など、激しい社会の変化に太刀打ちできないと考えられます。大学教育はすでに大きく変わり、遅ればせながらこの年、大学入試が大きく変わります。センター試験に替わり新テストが導入されます。それに向けて高等学校教育も大きな転回点を迎えようとしています。
これからの人生を、自分のキャリア(経歴、職歴とともに働く能力を獲得すること)をどう創るかを考えることなしに、設計することは出来ません。会社などの組織に依存するのでなく自分の意思で自分の人生を創っていくのです。あなた以外の誰もあなたの人生を創ることは出来ません。
学校は単に知識を与える場ではなく、知識をどのように獲得し、どのように活用して課題を解決するのか、自分の考えをどのように表現して仲間と共有し、協働するか、という“自ら学ぶ力”を鍛える場でなくてはなりません。
市邨高校での3年間はその後のキャリアアップの出発点とならなければならないと考えています。

学校長 澁谷 有人(しぶや・ゆうじん)